5・1・3 具体化のための構想
以上のように十分艤装内容が理解できれば、次のような第2段階の構想を必要とする。
(1) 竣工年月日と照合して、艤装設計、艤装工事、艤装品の内作期間、社外からの購入品の納期等のタイムスケジュールの作成をする。
(2) 主要機器及び主電路の配置など予め構想をもって関係部課と打合せをする。
(3) 船主の特殊要求についての検討とその結果の諾否。
(4) 新規製品に対する検討、対策及び工作期間の予定表作成。
(5) 船体の建造方式即ちブロック別艤装か、ユニット艤装にするか、関係部署と打合わせ、電気艤装設計図の区割り方針を決める。
(6) 電気機器の全部をリストアップして電力調査表を作成する。
(7) 前記電力調査表から主発電機の容量と台数を決定し、補助発電機の要否並びに船種及び航路により非常発電機の要否、さらに一時使用の蓄電池の要否などを決定する。