パーソンスタービンは反動タービン又は不等圧タービンといわれている。これは、図3・7にみるとおり固定された案内羽根と回転羽根とがあって、蒸気がこれらの羽根を通過するときに圧力が減圧されるからである。図3・8は案内羽根と回転羽根の形を示し、蒸気の通過する道を示した簡略図である。
蒸気の効率を良くするために、大容量のタービンになれば、タービンの羽根を装置した車室が1車室でなく、次のような組合せの車室が設けられる。高圧蒸気から中圧、低圧蒸気にと、順次、減圧される蒸気を有効にとらえる装置が現用されている。次にタンデム形の一例を示す。