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Hello Firefighter

 

女優 ともさかりえさん

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“今、パワー全開です”

 

昨年暮れ、「ブッチギリ女消防士!火消し屋小町」(フジテレビ系)で、女性消防士のタマゴを演じたともさかりえさんが、今年はフジテレビ系「女子アナ。」(火曜後九・〇〇)で、テレビ局の新人アナウンサー役に取り組んでいる。

「女子アナ。」は競争率数千倍の難関を突破して民法キー局のアナウンサーになった万里子、真琴、みどりがさまざまな壁にぶつかりながら成長していく姿を描く。ともさかさんが万里子を演じる。真琴役が水野美紀さん、みどりが佐藤藍子さん。万里子は報道カメラマンの父とジャーナリストの母を持つサラブレッド。真琴がキャスターを目指し奮闘しているようすを見て、ライバル心を燃やしている。「万里子は気が小さくて、自意識が強い女の子です。表面的には取りつくろっているけれど他人のことを認めることができない、イヤな女性です。三人の女子アナの中では、万里子が一番リアリティーがあるのではと思っています」。見ている人たちからは嫌われる役柄である。

ともさかさんは、平成四年、12歳の時、車のCMでデビュー。その年、「こら、なんぼしょっと」(NHK)でドラマ初出演。「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)で人気を集めた。映画は「友子の場合」など。「エスカレーション」で歌手の仲間入り。今年のNHK大河ドラマ、「北条時宗」(日曜後八・〇〇)では、時宗(和泉元彌)の異母兄時輔(渡部篤郎)の正室祥子を演じている。こちらは素直でおおらかな女性。

万里子は英語、中国語がペラペラという設定。「外国語はダメなんです。アメリカの映画監督をインタビューする場面があって困まりました。今度は中国語をやらされそう」。一時、拒食症で入院したことがあった。その後、スケジュールを自分で管理し、マイペースを身につけ、今は健康そのもの。使命感に燃えた女消防士からちょっとイヤミな女子アナに転進したともさかさんは、パワー全開。21世紀、21歳のともさかさんは本格的女優に向かって着実に成長していくことだろう。

(インタビュー:編集部)

 

 

 

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