5.2.2 サンドブラスト廃砂の再生検討
サンドブラスト装置に用いる砂(銅ガラミ、珪砂等)は購入単価がトン当たり約1万円、廃砂の処理単価は約3万円であることから、1トンのサンドブラスト作業で約4万円のコストがかかる計算になる。仮に今後もサンドブラストによる外板処理を継続する場合でも、廃棄物を削減しこれらのコストを低減するための検討が必要となる。ここではサンドを再生・再利用して複数回利用するために鋳物業界で使用されている鋳型用砂の再生装置の活用について検証した。
予備調査には東北ドック鉄工(株)及び(株)神田造船所のご協力により珪砂4号及び銅ガラミの使用後サンプルを提供いただき、新東工業(株)において試験していただくこととしている。
再生の必要条件としては、粉塵対策のために水をかけるなどして収集された廃砂を新品と同程度の粒子の大きさにできること、廃棄物として含まれる鉄錆、塗料片等を除去できること等が挙げられる。
本試験結果が良好ならば、来年度の早い時期に1トン程度の廃砂を用いて本格的な再生試験を行いたい。
5.3 作業の全天候化検討
船体関係の修繕作業は屋外作業となるため、暑熱、雨天、強風、塗料・サンド飛散等の問題を抱えている。ここではテント専業メーカーのご協力を得て、修繕ドック用簡易テントについて2度にわたる現地調査を行ったほか、委員有志による検討会を設け、用途、仕様、構造、コスト等について検討を行った。その詳細は次の通りである。