ISO/TC8/SC1
国際標準化機構/船舶及び海洋技術専門委員会/救命及び防火分科委員会
第6回ワシントン会議出席報告
財団法人 日本船舶標準協会
まえがき
ISO/TC8/SC1の第6回会議が、その作業委員会(WG)とともに2000年5月15日及び16日の両日、米国ワシントンDCの運輸省(Department of Transportation)本部ビルにおいて開催された。
当会議では、生存艇用シーアンカーの原型試験方法の委員会原案(ISO/CD17339)、低位置照明設備の国際規格案(ISO/DIS15370)、防火、救命及び非難設備の安全表示図の委員会原案(ISO/CD17631)、ISO5489乗降船用船舶はしごの国際規格の改正案(WDAM5489)、防火構造のシンボルの作業委員会案(ISO/WD17338)の審議を行い、これらをISO/TC8及びそのSC1の投票に出すための規格案を仕上げることが主な目的で開催されたものである。これらの規格案のうち、ISO/DIS15370及びISO/CD17631は、今年のIMOで承認及び採択が予定されているSOLAS条約第II-2章(防火)改正案において引用されており、その国際的な統一使用実施が目指されているもので、2001年1月に開催予定のIMO防火小委員会(FP)までに国際規格として策定されることが望まれている。また、ISO/CD17339、WDAM5489及びISO/WD17338は、SOLAS条約第II-2章及び第III章に関連して、国際的な統一使用実施が目指されている。
そこで、これらの国際機関案に関して日本の意見をできるだけ反映させるべく、本会防火専門分科会委員長の吉田公一氏(社団法人日本船舶品質管理協会・船舶艤装品研究所)が同会議に出席したので、ここにその結果を報告する。
1. 開催日程
2000年5月15日(月)〜16日(火)
1.1 SC1会議:
5月15日(月)午前9時〜午前11時
5月16日(火)午後12時30分〜午後4時
1.2 WG1(救命設備作業委員会)及びWG2(船舶用はしご作業委員会)合同会議
5月15日(月)午前11時〜午後5時
5月16日(火)午前9時〜午前12時
1.3 WG3(防火作業委員会)会議
5月15日(月)午前11時〜午後5時
5月16日(火)午前9時〜午前12時
なお、今次WG1、WG2合同作業委員会会議とWG3作業委員会会議が並行して開催されたため、吉田氏はSC1会議及びWG 3会議に出席し、WG1、WG2合同会議には出席できなかった。
2. 開催場所
米国ワシントンDC、運輸省(DOT: Department of Transportation)
400, 7th Street SW, Washington D.C.2059, The United States