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1. AP226のARMからAIMへの展開

 

1 概要

AP226 Ship Mechanical Systemの情報モデルは、前章で述べられているように、船舶の他のAP (AP215, 216, 217, 218等)と異なって次の特徴を持っている。

■機器の表現を自分のAP内で全てまかなうのではなく、STEPと親和性を持つ他の規格であるPLiBの辞書機能(ISO13584-42)に任せている。従って新たに開発される情報モデルは、主として構成を記述する部分と、このPLiB辞書を参照する部分に絞られている。結果として、データ構造そのもは、他のAPと比べて格段にシンプルに収まっている。

■AIMへの展開(マッピング)に際して、表1及び図1のような基本構造が定められている。これによるとマクロ的には、これまでのAP215, AP216, AP218等と同じではあるが、AP218では頑固なまでに貫かれていた、「インターオペラビィティを確保する為にAP依存のサブタイプを作らない」という大方針を若干、逸脱しているところが見受けられる。例えば、前記のAPではproductは、唯一shipのみで他は許さないことになっていたが、AP226では、ship, ship_dictionary_definition, mechanical_product, materialなどが当てられている。また、externally_defined_class, externally_defined_general_propertyのようなサブタイプもマッピングテーブルの随所に見られる。実際問題として、しゃにむにサブタイプを作らないというのは、逆に問題を非常に分かり難くして混乱の元に成るようにも考えられる。

■ところで、前述のPLiB辞書は、本規格の一部としてANNEX (normative)へ収められる予定になっている。この場合、規格としての制約力を持つ事になるので、その意味では辞書の修正や追加・削除などのメンテナンスの問題を完全に解決する訳ではない。また、この辞書がどの様な形式で取り込まれるのか、現時点では不詳だが、厳密性の上からもSTEPファイル(Part21形式)として添付される事を望みたい。

 

表1 主要要素の対応(マッピング)

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