5.6 wireframe_representations (HZ)
wireframe_representationsはwireframeとしてのmoulded formを表現するための情報要求について記述している。このUoFは2次元又は3次元曲線で交差している、1セットのwireframeを統合情報として表現するための位相と幾何学情報を兼ね備えている。直線のような単純な幾何と、B-splineカーブのような複雑な幾何、両方がこのUoFで表現されている。またこれらは造船用語とも繋がりがある。STEPの幾何リソースから特定化したsubtypeはshipbuilding requirementで紹介されている。
ここではN871 Annex G (ARM)を参照しながら、wireframe_representations UoFに含まれる4個のアプリケーションオブジェクトについて解説する。
5.6.1 Knot (N871-4.2.59)
Knotはwireframe representationを記述するための追加情報であるvertex pointタイプである。Knotとは、ship curveが交差するpointやあるpointの接線に関する情報を表すためのcorner pointのことである。
(注) vertex_pointはISN10303-42で定義されているSTEPリソースエンティティである。
Knotに関連するデータは、次のデータである。
- intersecting_ship_curves;
- tangent_information
5.6.1.1 intersecting_ship_curves (N871-4.2.59.1)
intersecting_ship_curvesは交差しているship curvesの参照について記述している。
5.6.1.2 tangent_information (N871-4.2.59.2)
tangent_informationはオプションであり、もし値があるならば接線角度とその規模を記述する。この情報はシステムの為に利用することもできるが、十分なカーブの幾何情報はもたない。この情報は接線情報からとる事ができる。
5.6.2 Ship_curve_segment (N871-4.2.95)
ship_curve_segmentは船のwireframe representationを記述するための追加情報であるedge curveタイプである。Ship_curve_segmentはwireframe情報のship_curveを表すカーブ境界の一つである。
(注) edge_curveはISN10303-42で定義されているSTEPリソースエンティティである。
Ship_curve_segmentに関連するデータは、次のデータである。
- part_of_ship_curves;
5.6.2.1 part_of_ship_curve (N871-4.2.95.1)
part_of_ship_curveはahip_curve_segmentが一部に属するship_curveについて記述している。