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造船労働力

フィリピンの新造船・修繕船産業の総従業員数は、技術者・熟練労働者の合計で1998年の35,152名より増加し、38,667名に達している。その内訳では、熟練工が31,707名で、全体の82%と最大の集団を形成し、技術職が2,127名、6%、事務職が2,350名、6%、半熟練工が1,933名、5%、管理職が580名、1%と続いている。

 

第4図 職種別新造船・修繕船従業員比率分布

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出所:MARINA造船監督局

 

造船所の経営状況

 

新造船部門

1999年にフィリピンでは、国内船主向け、輸出向け合わせて、様々な船種、船型の船舶479隻、推計98,644.80GTの船舶が建造された。1997年から1999年までに、Tsuneishi Shipyard(Cebu), Inc.は、輸出向けに撒積船23,000DWT型9隻、45,000DWT型4隻を進水させた。さらに同じく輸出船として、撒積船6隻の建造を予定している。同じくセブのFBM Abolitiz Shipbuildersはこれまでに600DWT型高速艇5隻を進水させ、うち4隻は輸出向け、1隻は国内向けである。同社は2000-01年納期で、さらに5隻の引渡しを予定している。

 

第5図 1999年国内建造船の隻数

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出所:MARINA造船監督局

 

 

 

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