3.8 構造部材寸法計算書
小型鋼船構造基準にもとづく構造部材寸法計算書の例は、199トン型貨物船について、学習指導書3.6・13(P.25〜P.37)を参照されたい。この基準は数式表示となっているので、表の左欄で計算し、右欄で実船に採用する寸法を市販鋼材寸法(マーケット・サイズ)と在庫を考慮して決定する。
NK規則で計算する場合には、SCANTLING CALCULATION SHEET FOR CARGO VESSEL(貨物船用構造寸法計算書)および同じくFOR TANKERがある。この表はNK部内の承認図チェック用に作られたものであるが、便利であるので、造船所の構造設計でも使われている。英文と和文の混合で、NK規則に従って計算を進め易いように組んである。第3.5表にその一部を示す。
3.9 構造図に用いられる記号・略字
構造図に慣例的に用いられる記号および略字を以下に説明する。
第3.6表に鋼材に関するものを、第3.7表に鋼材の加工に関するものを、第3.8表に寸法線に関するものを、第3.9表に構造部材に関するものを、第3.10表に構造上の指示に関するものを示した。