(イ)は肋骨肘板の下端と内底板の取り合い部に発生したもので、(1)の立て防撓材により応力集中を逃がす。
(ロ)は船底縦通材を通すために助板に明けた切欠きの隅部に発生するもので、(2)の立て防撓材により応力集中を逃がす。(ハ)は肋骨のウエブと肘板の接続部に発生するもので、(3)の水平防撓材により応力集中を逃がす。いずれも部材不連続部の応力集中を追加の部材を捕うことにより連続構造とし、疲れ亀裂を防止するものである。
1.5 船殻構造関係用語
船殻構造関係で主に使用される用語とその読み方、意味、対応英語および慣用語等を第1.6表に示した。
また、参考のため各構造の部分図を第1.8図〜第1.13図に示した。