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(i) 全通した甲板を有する場合、次の要件をすべて満足する甲板であって最上層の甲板が上甲板とされる。(Fig 1、Fig 2、Fig 3、Fig 4)

(a) 外気に面したすべての開口に風雨密閉鎖装置を備えていること。

(b) 船舶安全法に規定されている満載喫水線より上方にあること。

(c) 前部垂線と後部垂線との間以上にわたって全通していること。

(d) 甲板より下方の船側にあるすべての開口に常設の水密閉鎖装置を備えていること。

上記の全通甲板に階段がある場合は、暴露部の最下段の甲板を上段の甲板に平行に延長した面が上甲板とされる。(Fig 5)

 

Fig 1 前部垂線から後部垂線までの間にわたっている場合

022-1.gif

 

Fig 2 前部垂線から後部垂線までの間にわたっていない場合

022-2.gif

 

 

 

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