いずれも船体強度を著しく低下させるので、好ましくない。J.S.Q.Sては突合せ継手の重要部材では板厚の0.15倍(最大3mm)、非重要部材では0.2倍(最大3mm)までしか目違いは許されないので、現実には目違いは許されないと考えた方がよいであろう。 目違い取り(目違い払い)には、一般には片馬、金矢、定規を用いる。(第5.35図)
いずれも船体強度を著しく低下させるので、好ましくない。J.S.Q.Sては突合せ継手の重要部材では板厚の0.15倍(最大3mm)、非重要部材では0.2倍(最大3mm)までしか目違いは許されないので、現実には目違いは許されないと考えた方がよいであろう。
目違い取り(目違い払い)には、一般には片馬、金矢、定規を用いる。(第5.35図)
第5.34図 目違い
第5.35図 目違い取り
目違い取りは、ブロックの中央から両側に向って行うとよい。目違いの大きい場合には、第5.36図のように、両端を押えて高い部分から順に取って行くと、ピースの数も少なく、比較的簡単に取れる。 重要部材で、目違いのない場合には、ドックピースで動かぬように取付ける。 内構材のような部材は、ピースをもちいず、面内仮付けする。(第5.37図) 仮付け量が多過ぎると、拘束応力を増し、歪発生の原因となるので、ドックピースや面内仮付けよりも、片馬使用が望ましい。
目違い取りは、ブロックの中央から両側に向って行うとよい。目違いの大きい場合には、第5.36図のように、両端を押えて高い部分から順に取って行くと、ピースの数も少なく、比較的簡単に取れる。
重要部材で、目違いのない場合には、ドックピースで動かぬように取付ける。
内構材のような部材は、ピースをもちいず、面内仮付けする。(第5.37図)
仮付け量が多過ぎると、拘束応力を増し、歪発生の原因となるので、ドックピースや面内仮付けよりも、片馬使用が望ましい。
第5.36図 目違い取り方の例
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