堀田力著
(日本経済新聞社 本体価格1600円)
他国に類を見ない経済成長の陰で何か大切なものを失ってきた日本。今、さまざまなほころびが目立ち始めたわが国の、そして日本人の再設計をどうするか。さわやか福祉財団理事長が政治・経済・外交・司法・福祉・教育・家庭そして個の生き方など、あらゆる側面から提言した一冊。
「そのように、今までの物中心、実用中心、たくさん売ればいいという考え方から、心の豊かさに焦点を当てて経済の仕組みを変えていくということが、市場の地代にあっても可能なはずです。資本主義と矛盾しません。心の豊かさを実現できる社会にする方向に変えていくということが実現できる社会にする方向に変えていくということが実際的に日本の経済をよくしていくために非常に大切なことだと思うのです」(本書5章『「法人」経済から「個人活用」型経済へ』より抜粋)
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