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・ コンデンサ素子はノイズをグランドへバイパスすることにより大きな効果が得られるがグランドが安定していないと効果が少ない。またグランドへの接続が必要となる。

・ インダクタ素子はノイズの伝導経路に直列に挿入して使用する。

グランドへの接続を必要としないため安定したグランドを持たない回路基板にも使用出来る。

・ EMIフィルタを使う場合は接続する回路インピーダンスとマッチングさせることが大切である。そうでないと十分な効果を得られない。

・ インピーダンスが低い場合はインダクタ素子、高い場合はコンデンサ素子を使用することによりノイズ除去に効果が得られる。

以下にインピーダンスの違いによるEMIフィルタの選定方法を示す。

 

(1)入力インピーダンス、出力インピーダンス共に高い場合

 

083-1.gif

 

(2)入力インピーダンスが高く、出力インピーダンス低い場合

 

083-2.gif

 

(3)入力インピーダンスが低く、出力インピーダンス高い場合

 

083-3.gif

 

 

 

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