7-3 考察
(1) ナブテックス受信機
電源線にラインフィルタを入れることなく試験を行ったが基準内であり対策の必要はなかった。
(2) 電力制御装置
既対策の状態では基準内であった。
参考としてラインフィルタを取り除いた状態で試験を行った結果では基準外となった。
このことからラインフィルタの必要性が確認できた。
(3) スピードコントローラ
既対策の状態では基準内であった。
参考としてラインフィルタを取り除いた状態で試験を行った結果では基準外となった。
このことからスピードコントローラにおいてもラインフィルタの必要性が確認できた。
(4) 油分濃度計
基準を超えた周波数が150kHz以下の周波数であった。この周波数は超音波回路に起因していた。対策に使用したラインフィルタは150kHz以下の周波数では効果が少ないため、この対策としてコモンモードチョークコイルとコンデンサを組み合わせて有効なフィルタを構成し、ラインフィルタと電源回路間に挿入することにより基準内となった。