B-2 試験手順
(1) 供試品の電源を擬似電源回路網に接続し、電源を入れる。
(2) 電流発生器から3系統の発電機入力にそれぞれ10mAの電流を入力し、動作状態とする。
(3) 擬似電源回路網の測定端子からの雑音電圧をスペクトラムアナライザ及びEMIレシーバで測定する。
(4) 電源線は2線あるのでまず、1線(L側)の伝導性エミッションの測定を行ない、つづいて残りの1線(N側)の測定を行なう。
(5) QP値が限度値を超えている場合はエミッションの低減対策を行ない、再度測定を行なう。
B-3 試験結果
供試品の高さ0.4mの時の試験結果及び高さ0.8mの時の試験結果は、いずれの場合でも電源線2本(L側及びN側)とも限度値以下であり、IEC60945の基準を満足した。