はじめに
当協会では、かねてより有為な青少年の育成と豊かな社会づくり推進の立場から、ボランティア活動の普及推進に取り組み、その一環として、「社会開発青年奉仕隊」「1年間ボランティア計画」という、青年ボランティアの長期派遣プログラムを開発・実施している。
また、平成元年度からは財団法人日本船舶振興会の協力を得て、新たに「離島での青少年ボランティア活動の促進」事業に着手し、さらに平成9年度からは標題の「過疎地域振興のための青少年ボランティア活動の推進」事業を実施している。
本事業に対する若い人たちの反響は予想以上に大きく、参加青年の人間形成や地域社会づくりに、高い評価を得ている。特に受入れ先の各自治体や団体からの期待感は強く、地域全体をあげてボランティアの受け入れを行っている。
特に過疎地域における長期間にわたるボランティア活動では、参加青年にとって、むらおこしの援助という側面のみだけでなく、人間として大きく成長することが期待される。現代社会の繁栄の影に見落としてしまいがちな人とのつながりや人と社会のあり方を豊かな自然環境のなかで学ぶことは、青年にとって大変貴重な機会となっている。
この報告書は、本年度参加した青年の論文レポートを中心に編集したものである。あわせて各種資料を掲載し、多くの人に本事業を理解していただき、支援の輪が広がることを願っている。
末筆ながら、本事業の実施にあたり、ご協力およびご支援をいただいた財団法人 日本船舶振興会をはじめ多くの方々に、心から感謝の意を表する次第である。
平成13年3月
社団法人 日本青年奉仕協会