自然の浄化能力・環境調整機能を取り戻そう
森林の持つ公益的な機能は、(1)水資源の涵養、(2)土砂の流出防止、(3)土壌の崩壊防止、(4)保健休養、(5)鳥獣保護、(6)酸素の供給、(7)大気浄化などである。水田や川、海もそれぞれ大きな自然浄化力を持っていることは各地のシンポジウムで述べられている。そのもっとも川上である森林の大切な機能回復のため国民ひとりひとりが1日でも2日でも活動しようではないか。
全国に広がる「漁民の森」づくり
1988年(昭和63年)北海道の漁業婦人部が始めた植樹運動「お魚を殖やす植樹運動」も、地道な活動を続け、1999年7月現在では29道県まで広がった。実態は下図のとおりである。