日本財団 図書館


2) 直送化の方法(問14)

工場からの直送化の前提として、一定の輸送ロットを確保する必要があると考えられるが、直送化の可能性があるとする企業に対して、そのために適切と考えられる方法をきいたところ、「複数の仕入先の貨物を共同配送することによりロットを大型化する」をあげる企業が33.3%と最も多い。一方、「自社の発注ロットを大型化する」「他の卸売・小売業者等と共同発注することによりロットを大型化する」とする企業はそれぞれ2割程度である。

これは、在庫リスクが大きくなる自社の発注ロット拡大や、同業他社と連携しなければならない共同発注よりも、仕入先を共同化させようとする意向が強いためと考えられる。

また、「南九州発の貨物との連携により往復の貨物を確保する」とする企業はやや少なくなっている。

なお、「その他」については、「一定の輸送ロットは確保できない」「百貨店のQRについてはロットの大型化は可能な限り押さえたい」といった回答があげられている。

 

図5-2-13 直送化の方法(複数回答)

140-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION