(注)マイナスは所要時間が増加することを示す。
上表から明らかなように、「西部」では、架橋による時間短縮効果はあまり期待できず、むしろ、フェリーの場合よりも所要時間が増加する地区もでてくる。
「中央」では、架橋による時間短縮効果が大きいと見込まれる。
2] 自動車交通量の想定
架橋をどの程度の自動車が利用するのかについての推計は、現状の自動車交通量やフェリーの利用客数等を参考に想定することとした。
ア. 現状の交通量等
平成9年度道路交通センサス「24時間交通量調査」によると瀬戸内町での自動車交通量は次のようになっている。
資料:平成9年度道路交通センサス
なお、「フェリーかけろま」の日平均利用客数は約450人、自動車は約60台である。
2] 架橋の自動車利用台数の想定
上記にみるように、現状では瀬戸内町の本島側で、1日約1,500台の自動車交通量であり、加計呂麻島では約1,000台である。
これらを踏まえ、架橋整備に伴ない観光客等による自動車交通量の増加を見込み、将来の架橋の自動車利用台数を本島側の現状の自動車交通量の1.5倍とし、「2,300台」と想定する。