日本財団 図書館


第2節 調査結果の要約

 

1. 大島本島と加計呂麻島、与路島、諸島の往来頻度

「月に1〜2日」が24.7%、「ほとんど毎日」や「週に3〜4日」などが1割程度である。

加計呂麻島住民は「月に1〜2日」もしくは「週に1〜2日」の頻度が各々30%程度、請島と与路島住民は半数以上が「月に1〜2日」の頻度である。

 

2. 瀬戸内町内の交通体系における満足度と改善してほしい点

「非常に満足」と「やや満足」を合わせた「満足度」は27.8%、逆に「やや不満」と「非常に不満」を合わせた「不満度」は37.1%である。

請島住民と与路島住民でそれぞれ不満度は53.9%、65.6%と極めて高い。

改善してほしい点では、第1位は「町営定期船(速力、便数等)」(42.6%)、次に「古仁屋漁港の整備」(41.2%)、第3位は「集落内の道路」(34.4%)である。

 

3. 町営定期船「フェリーかけろま」に対する意見

「運行時間(夜間、早朝)」(33.0%)や「運賃や料金」(31.5%)等の航路に直接関わる改善要望よりも「港の駐車場、岸壁等」(40.0%)の改善要望が多い。

 

4. 町営定期船「せとなみ」に対する意見

「所要時間(船の高速化など)」(78.2%)、「ダイヤ(日帰り可能になど)」(72.1%)と「時間」に関する改善要望が多くを占めている。

 

5. 町営定期船「せとなみ」の“中渡し”についての意見

「伊子茂港経由にした方がよい」が全体で23.3%、「現在の航路のままがよい」が38.4%、「どちらともいえない」は、38.3%である。

請島住民や与路島住民では、「現在の航路のままがよい」の回答が60%以上を占め、与路島住民では83.4%に達している。

“中渡し”に反対の理由としては、「乗り換えが面倒であり、特に高齢者にとっては船やバスの乗り換えが負担になるから」が80%近くを占めている。

 

6. 交通体系全般についての自由回答

最も多くあげられたのは「フェリーかけろまに関すること」や「せとなみに関すること」で、特に「せとなみ」の「高速化」、「日帰り可能なダイヤ」への意見が多数を占めた。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION