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2) 通学状況

長崎県下には盲学校が時津町に1カ所、聾学校が佐世保市と大村市の2カ所、養護学校が全体で14カ所分布している。離島には特殊学校は全く分布しておらず、離島で生活する身体障害者は海上輸送を利用して長崎市や佐世保市に通うか、下宿などをすることとなる。

 

表4-1-12 長崎県下における特殊学校分布

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資料) 「全国学校総覧2000」より三和総合研究所作成

 

2] 通院状況

長崎県では自宅で生活する人のうち、病気やけがなどで自覚症状を持つ人が、人口の30%にあたる約47万人にのぼり、同じく30%近くの約45万人が実際に通院している。高齢者では、半数以上の人が健康上何らかの問題を抱え、又は検診等のために通院している。

さらに、日常生活に影響がある人の数は、県全体で13万人にのぼる。これは身体障害者手帳を持っている人数の倍近くにのぼっている。その症状に着目すると、外出が困難な者は4万人であることから、残る9万人が、生活に何らかの影響を持つものの、自宅で生活しながら、通院等の外出は可能なことがわかる。なお、生活に何らかの影響がある人の半数は高齢者である。

 

表4-1-13 長崎県有訴・通院・日常生活に影響ある者数

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備考) 有訴者;世帯員(入院者を除く)のうち、病気やけが等で自覚症状のある者

通院者;世帯員(入院者を除く)のうち、病院、診療所、老人保健施設、歯科診療所、病院の歯科、あんま・はり・きゅう・柔道整復師に通っている(ここ1月くらい通院・痛所治療が継続している場合)者

日常生活に影響ある者;世帯員(入院者、一月以上の就床者、6歳未満を除く)のうち、健康上の問題で日常生活の動作・外出・仕事・家事・運動・スポーツ・他などに影響のある者

資料) 「国民生活基礎調査(H10)」(厚生省)より三和総合研究所作成

 

 

 

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