・コモンレール式燃料噴射システム ―4000シリーズ
コモンレールと呼ばれる各気筒で共通する筒状容器に高圧ポンプで加圧した燃料を蓄え、それと隣接した各気筒の噴射弁で噴射量と噴射時期、噴射圧力を制御する。噴射弁にはニードル弁を開く電磁弁が内蔵され、電磁弁に電流を流す時間や時期で噴射量や噴射時期を調整する。そしてその電流をECU(エンジンコントロールユニット)がエンジンの運転状態に合わせて制御する。
利点:
・低回転域においても燃料噴射圧の高圧化が得られ、NOxの排出が大幅に低減
・高圧噴射により燃料と空気の混合が促進されムラなく燃焼が可能
・噴射量や噴射時期を多段階に細かく調整することが可能となったため、広い回転域で騒音、黒煙、NOx、燃料消費量が減少