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(ホ) シャントを併用する場合

測定しようとする電流が流れる回路に、その電流に十分耐える、なるべく短い電線を使用し、4・29図のようにシャントを直列に接続する。次にシャントに(+)、(-)の極性を合わせて電流計を並列に接続する。

 

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4・29図 シャントを併用する場合

 

2) 抵抗の計測

抵抗計の使用方法は、その目的によって2つに分けられる。第1は抵抗器や回路などの抵抗値を求める場合、他は回路やその部分などの導通状態を調べる場合である。一般にはサーキットテスタが使用されるが容量の大きいものや絶縁抵抗の計測には絶縁抵抗計(メガー)が使用される。

注1] 機器の回路抵抗、絶縁抵抗を測定するときには必ず電源を切ってから測定する(測定ラインの電流をOFFにする)。また、コンデンサを含む回路では、電荷を放電させてから測定する。

2] 導通テストのときには電圧のかかったままテストしないこと。

3) バッテリテスタ

バッテリの放電状況を色別目盛でしめした計器である。

 

 

 

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