(4) クランプメータ
クランプメータはサーキットテスタでは測定できない大電流の測定が可能で、しかもサーキットテスタと同様に電圧や抵抗の測定もできる。特に電力ラインを切離さずに活線の状態で直流および交流の電流を測定することができる。最近はデジタル表示のものが主流になりつつある。
(5) 計測要領
電圧、電流を正しく計測するためには、計器の最大目盛(容量)が計測するものより大きく、かつできる限り近い値のものを選ぶ事が望ましい。計測予測値が不明の場合や計測器が切換式のものであれば、最初、容量の大きなもので計測し、その結果から適切なレンジを選定して再度計測する。このようにして計器の損傷防止を図ることが重要である。なお、大電流を計測する場合には、シャント等を併用する。