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絞り機構については簡単なものではオリフィス(圧力損失大)を用い流速が遅い場合に用いる。流速が大きい場合はノズル式やベンチュリ管又はベンチュリノズルを用いて測定する。

 

2.12 排気色の測定器

最も一般的に広く用いられているものにボッシュ型ディーゼルスモークメータがある。これは排気ガスをポンプで吸い取り一定容積内に含まれる煤をろ紙に採取し、これに標準光を照射し、濃度を測定するものである。

 

2.13 捩り振動の測定器

中低速機関にはDVL捩り振動計やガイゲル形捩り振動計が広く用いられている。又、高速機関には、電気式捩り振動計が用いられている。いずれも測定後に記録紙又はテープの解析を行い電算機にインプットして計算しなければならないため捩り振動の測定はメーカヘ依頼して行うようにする。

 

2.14 ネジの締付力の測定器

一般に広く用いられているのがトルクレンチであり小形のものから大形まで各種のものがあり、4・21図にその一例を示す。

 

215-1.gif

4・21図 トルクレンチ

 

2.15 振動の測定器

アスカニヤ式手持振動計が広く用いられている。ゼンマイ仕掛けの記録紙送り装置を持ち振幅が記録紙に記録されるようになっており、計測後、記録された振幅を拡大鏡で読み取り振幅を算出する。

 

 

 

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