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3.5 非常用翼角固定装置

非常用翼角固定装置は変節油ポンプの故障または他の理由によって、可変ピッチプロペラ装置の変節が出来なくなった場合、固定ピッチプロペラとして使用できるように、翼角を手動で固定するものである。翼角の固定位置は前進最大翼角または前進側の一定翼角(定格翼角の場合が多い)であり、一般に後進側では固定できない。

翼角の固定方法には3・46図に示すような、翼角固定ボルトでサーボピストンを締め上げて固定するもの、3・47図に示すような翼角を前進位置迄ハンドポンプでサーボピストンを動かしてピンで固定するものなどがある。

 

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3・56図 非常用翼角固定装置(固定ボルトによる)

 

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3・47図 非常用翼角固定装置(固定ピンによる)

 

 

 

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