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潤滑油ポンプはギア式でオイルパンより入口コシ器を通して、エンジンオイルを吸い上げメインメタルおよび弁腕他各部に強制注油している。

経過途中には、油圧スイッチを設け潤滑油を監視している。コシ器内の圧力差が設定値以上になるとバイパス弁が開く構造になっている。

2・68図 潤滑油系統図

 

2) 潤滑油ポンプ

潤滑油ポンプは一般的にはギヤポンプが用いられるが、小形機関ではトロコイドポンプを用いているものもある。

(1) 構造と機能

(イ) ギヤポンプ

2・69図に示すように、2個のギヤを回転させることにより、A部分より潤滑油を吸入して、ギヤの回転により潤滑油を圧送する。

(ロ) トロコイドポンプ

2・70図に示すように、トロコイド曲線を利用した歯数の異った2個のロータを同方向へ回転させることにより、A部分を真空状態にして、潤滑油を吸入して、ロータの回転により潤滑油を圧送する。

 

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2・69図 ギヤポンプ

 

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2・70図 トロコイドポンプ

 

 

 

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