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17. 次の文章は、負荷運転中の回転不整の要因について述べているが、正しいものに○を付けなさい。

( ) 1. オーバロードの状態では、回転低下を生じ、不安定な運転状態となり回転不整となりやすい。

( ) 2. クラッチがスリップを生じると機関回転が低下する。

( ) 3. 燃料噴射ポンプのコントロールラックは、50%負荷相当以上の範囲で円滑に軽く作動しなければならない。

( ) 4. 燃料油中に空気が混入しても非圧縮性のため、噴射圧力は変化せず、回転不整は生じない。

( ) 5. 燃料フィルタエェメント目詰まりは、回転不整現象を起こす。

 

18. 次のアイドリング回転中のハンチング原因について述べたものである。各項目の内、正しいもの2つに○を付けなさい。

( ) 1. ねじり振動の危険域があったので、それを避けるために機関回転数を500rpmより、下げすぎてしまった。

( ) 2. 燃料ポンプを整備したので、ついでに燃料弁の整備も行っておいた。

( ) 3. 燃料ポンプがユニット式であったので、排気ガス出口温度が定格負荷運転時に30℃以内にはいるように噴射量の微量調整を行った。

( ) 4. ガバナが不調であるのでガバナを修理した。

( ) 5. リンクに少しのこじれやまがりがあると思われたが、そのまま運転をした。

 

19. つぎの文章は機関の振動について述べたものである。正しいものに○をつけなさい。

( ) 1. 機関などを据え付ける基礎部分の地盤や構造物が軟弱であっても機関台を上部にすれば振動は防ぐことができる。

( ) 2. 共通台板を含めた機関台に、強度不足や溶接歪み変形などが発生すると、変形や歪みにより軸芯狂いなどを生じて、大きな振動を起こすことがある。

( ) 3. 機関台やブラケットなどに亀裂を生じた場合は、振動が発生するので、十分点検するとともに、その原因を明確にして補強しなければならない。

( ) 4. 芯出し不良の場合は、円滑な伝動ができなくなり、振動を発生するので、弾性ゴム接手などを介して連結する場合でも、外周振れ及び端面振れ共に0.05mm以内に入るよう調整しなければならない。

( ) 5. 中間軸受けが磨耗すると、軸が振られ回転するため衝撃力を生じて、振動すると共に軸芯狂いを助長する。

 

 

 

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