( ) 3. 燃焼のバラツキ……(1)ノズルの噴霧不良。(2)噴射ポンプの不良。(3)噴射量調整不良
( ) 4. リンクの作動不良……(1)連結リンクの不良。(2)ユニットポンプの不具合
( ) 5. ガバナの故障……(1)スプリングの伸び。(2)ウエイトピン等の曲がり。(3)油圧ガバナの不良。
15. 出力不足及び回転低下の原因として機関各部の焼付きがある。
以下の文章はその原因を説明したものであるが、正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. ピストン張付きとは、急速にピストンが膨張した場合は、ライナとのスキマが殆どなくなり、ピストンが摺動できなくなり、停止する。この時過負荷運転をしていると、ピストンが無理に押し下げられ、ライナ壁と局部的にこすり合いスカッフを生じる。
( ) 2. ピストンリング膠着とは、潤滑油過多の状態でピストンリングがリング溝内で高温となり潤滑油が焼け、円滑に作動できなくなると、リングが溝内で固着してしまうことを云う。
( ) 3. バルブスティックとは、シート面へのカーボン噛込み、当たり不良、ガイド摩耗による着座不良などにより、カーボンなどがバルブガイドとステムのスキマに介在して熱伝導が妨げられ、バルブが過熱膨張して、ガイドに固着し摺動できなくなることを云う。
( ) 4. ブッシュ焼付きとは、ピストンピンブッシュ、カム軸ブッシュ、タイミングギヤのブッシュ、クランク軸ブッシュが軸に焼付くと軸と1体となり、ハウジング内で摺動するため、摩擦抵抗が極端に下がり、大幅に出力が低下する。
( ) 5. メタル損傷焼付きとは、クランクピンやジャーナルメタルと軸のスキマに油膜が存在し、油膜が極端に厚くなると、メタルを引掻損傷したりスカッフを生じたりすることを云う。