13. 次の文章は高粘度燃料油使用時の対策の各設備について説明したものである。正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. 加熱設備はディーゼル機関の燃料噴射適正温度はRW.NO.1 60〜80℃であるので、機関入口でこの温度まで加熱する必要がある。
( ) 2. セットリングタンクの構造は、幅広で底面の比較的大きいものが望まれるが、容量が大きいほど水分、スラッジ等の分離効果がある。
( ) 3. サービスタンク容量は、735kW(1000PS)当たり1.0〜1.5m3以上とし、加熱温度は概ね90℃位を標準として保温を目的とした加熱器容量を設定する必要がある。
( ) 4. ミキシングチューブは、燃料油管のエア分離を目的としているが、その容量は、主機関燃料消費量の20分程度の容量が望ましい。
( ) 5. 燃料清浄装置は、遠心式清浄機及び全量沈殿式清浄機がある。また、遠心式清浄機は、その入口の燃料油温度が100〜120℃になるよう加熱する必要がある。
14. 次の文章は、燃料油の性状に関する障害について述べているが、正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. バナジウムとナトリウムは燃焼中に酸化され、種々の化合物を形成する。これらの生成物はお互いに反応して高融点の塩を生成して腐食を防止する。
( ) 2. FCC油には分解精製過程で使用される触媒粒子のシリカーアルミナが残存している。
( ) 3. 工場使用燃料油と実際に使用する燃料油の密度・発熱量が違うとラックストッパにより機関のオーバロードや負荷が掛からないという問題が発生する。
( ) 4. 軽油の中でも特に粘度の低いものを使用すると、プランジャとバレル間の潤滑性が良くなることから摩耗が少なく耐久性が向上する。
( ) 5. ハイカロリA重油は一般的に着火性が良く、そのため機関の始動性が良好となる。