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低速ストッパボルトをネジ込み600〜650min-1にセットし、負荷投入時に機関ストップしないことを確認する。エンストを起こす場合は、さらに回転を上げる。

2] RQUV形ガバナ

低速ストッパボルトをネジ込み、アイドリング回転を600min-1とする。負荷投入時にエンストしないことを確認する。エンストを起こす場合はさらにネジ込み回転速度を上げる。700min-1以上でもハンチングしたり、エンストを起こす場合は低速バネその他の故障である。

3] PSG形ガバナ

アイドリングスピードアジャスティングスクリュで回転速度を600min-1にする。

ハンチングが起こる場合は、ニードル弁を2〜3回開らき空気が完全に抜けるまで約30秒間程度、ハンチングをさせてから徐々にニードル弁を閉じてゆき、ハンチングが止まるまで閉める。但しニードル弁は全閉にせず1/4回転以上は開けておくこと。

ハンチングが止まらない時は、アジャスティングスクリュをネジ込み600〜650min-1とし、負荷投入時にエンストを起こさないことを確認する。

4] EG形ガバナ

外部ランプスイッチを開き、機関回転速度を下げ、規定のアイドリグ回転数になるように、ローアイドルスピードのポテンションメータで調整する。

この時コントロールラックの最少燃料目盛位置より上の位置で、ローアイドルスピードのポテンションメータによる設定で制御していることを確認する。

ハンチングする場合は、ゲイン及びスタビリティのポテンションメータで調整する。ゲインはできるだけ時計方向へ回し、不安定になる寸前で止めたあと、スタビリティで安定するように調整する。

5] DYNA-1形ガバナ

電源スイッチは、オフで機関停止させコントローラのトップカバーを外し、各ポテンションメータのセット位置を確認する。

A:3時

GAIN:9時

D:10時

I:8時

L:10時(工場で調整)

 

156-1.gif

 

電源スイッチ及びスタータスィッチを入れて始動し、スピードポテンションメータで、アイドリング回転を600min-1にする。スピードポテンションメータは20回以上ターンしないこと。

 

 

 

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