2] 出来るだけ直線部を長くとる様にし、また急激な曲がりは避けるようにすること。
(直線部を先にとった方が作業がやり易い)
3] フィルタの取付個所は点検のし易い場所とし、エレメントを取り出すスペースの余裕をみること。フィルタは水平に取り付けること。
4] フランジ部はスパナが充分使用できる個所にすること。
5] パイプが船内作業の邪魔にならないような位置を考えること。
6] パイプは徐々に立上って行く様にし、立上ってからまた下る様な個所は出来るだけ作らない様にすること。
7] 特に油槽から油圧ポンプ吸い込み口までは中高にならない様にすること。
8] 配管中、止むを得ず中高になる部分には必ずエア抜きプラグをつけること。
9] 配管途中に油溜まりの部分のあるものはその部分に継手あるいはドレンプラグを設けること。
10] 甲板、甲板室、隔壁等により両端が固定されているパイプの膨張に対してはエキスパンションベントを考えること。甲板に据付けられたウインチが荷役の時その甲板が撓むこともあるし、長い間に船体自体に歪が生ずることもあるので、両端固定のパイプは中間部に相当量の湾曲をもたせる必要がある。(殆んど造船所手配となるが念のため)
11] 貫通部は海水に対しても気密を保つため特殊フランジを使用し、その前後にはエキスパンションベントを設けること。
12] パイプはその膨張と振動についての対策を常に考えておくこと。
配管を締付バンドで固定する場合に管の口径に応じた支持問隔は5・2表の通りである。