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3・12表(B)  冷却水ポンプの点検、整備(2) 

(3) 往復式冷却水ポンプ

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備考

1] グランドパッキンにグリスを塗り、ねじれないように切口をずらし挿入する。

2] パッキングランドを締めすぎにならないように注意する。

 

2.6 燃料装置

1) 燃料噴射ポンプ

舶用機関の燃料噴射ポンプはボッシュ形燃料噴射ポンプが殆どであるが、近年、中小形機関にユニットインジェクタが使われている。

ユニットインジェクタ本体の分解整備は工場または専門サービス店で行われており、現地での整備は出来ないが、噴射弁の交換および開弁圧の調整は現地で行う。

(1) 噴射弁(ノズル)の点検と整備

1] ユニットインジェクタより噴射弁、ノズルスプリング等(ノズル分解図、3・11図)を取り外す。

2] 噴射弁を点検する。

3] ノズル部品(1〜10)を調整ホルダに組み付け規定トルクで締付ける。

4] ノズルテスタにて噴射圧力(開弁圧力)を調整する。と共に、噴霧状態を点検する。

(噴射圧の調整は調整シムにて行う。)

(注)調整ホルダの締付けは、専用ボックスレンチによる。

 

 

 

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