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3. 今後の推進の考え方

本調査研究で提案した「明日のあさくらを考える会」は、朝倉エコミュージアム実現のための住民意識の啓発や人材育成を行い、町民ビジネスや住民活動を孵化するまちづくりへの住民参加の第一歩の組織として位置付けている。

これまで水車周辺整備構想が数次にわたり住民合意が得られず実現しなかった経緯、また調査の過程で明らかになった住民の地域資源に対する関心の低さや、行政依存の傾向、一方で高まりつつあるまちづくりへの参加意向等、朝倉町の課題と可能性を町内外の多様な背景をもった人々が集まり、朝倉町のもつ豊かな地域資源を見つめ直し、住民自らの智恵と情熱で、朝倉エコミュージアムを実現していく求心力となる役割が「考える会」には期待される。

時間の経過と共に「考える会」が行政と住民の協働関係確立の架け橋となり、住民の主体的、実体的なまちづくりへの関わりの度合いが増していく。住民主導による朝倉エコミュージアムに実現のための出発点として、「考える会」設立の実現が望まれる。

 

図表6-7 住民と行政の協働による朝倉エコミュージアムの展開イメージ

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