日本財団 図書館


c. 展開にあたっての考え方

○「平野・集落を生かした生活ゾーン」の各アクションプログラムは、町民にとって憩いの場となるような共有空間の創出を目指すものであり、町民の快適で潤いある生活、多世代の交流等に寄与する。

○その中で「町民のコミュニティエリアとなるような共有空間の創出」、「子供から大人までが楽しめる親水空間の創出」といった空間ストックの形成は、既存の公共空間(公園、河川)を有効利用し、比較的安価な建設コストで実現できると思われ、行政側の課題として検討するべきである。但し、実現に関しては、地域集落の「住民との協働」を前提とし、川づくり、公園づくりに対してワークショップの手法を用いるなど、町民のアイデアを積極的に導入する仕組みづくりが重要である。

○また、このような「住民との協働」による住民意識の啓発に牽引される形で、「点在する屋敷林を生かした、緑豊かな住環境の創出」等のまちづくり・景観づくりが、町民の自発的な発案・活動により展開されるよう誘導することも重要である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION