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図表3-4 今後の旅行参加意向

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(注)世界遺産:世界遺産を見に行くツアー

エコツアー:自然を楽しみながら、自然や文化、環境などに対する理解を深める旅行

健康増進旅行:健康回復や健康の増進を主目的とした旅行

アーバンツーリズム:街なかの歴史

オートキャンプ:車を利用してテントやキャンピングカーに寝泊まりするタイプの旅行

ロングステイツアー:一カ月以上滞在し、現地での日常生活を楽しむ旅行

野外博物館:サイエンス・ミュージアム、野外博物館を訪れる旅

エステ旅行:エステなどの美容目的の旅行

ツーデーマーチ:歩くことを目的とした旅行。歩け歩けツアー

グリーンツーリズム:農山漁村などの環境やふるさと体験を楽しむ旅行

ボランティアツアー:植樹やゴミ拾い、医療補助等社会貢献する活動を行うための旅

アースウォッチ:自己負担で、遺跡発掘などを手伝うボランティアツアー

サヴァティカルツアー:自己啓発、自己研鑽のための旅行

ヘリテイジツアー:鉱山や紡績工場などかつて栄えた産業遺産を見る旅

資料:財団法人日本交通公社「旅行者動向2000」

 

図表3-4にあるように、例えば、ユネスコによる世界遺産指定を受けて、日本国内の世界遺産を鑑賞や中高年の旅行・レクリエーションの活発化に伴い健康維持・増進といった点にも強い関心が表れてきている。これらは、「自然」というキーワードの中に組み込まれるような形で展開されていることも特徴であるが、特に人の手が入っていない自然に対する関心が高まっていくとされる。

また、女性層の花めぐり等に対する関心は非常に高い。これは、ガーデニング・ブームが背景にあると考えられる。特に、初級段階を卒業した女性層がより自然に近い花や草木を求めて、現地のフラワーガーデンや花卉園芸農家の指導を受けながら、花や草木の栽培を学ぶといった体験型メニューへの関心が高まっている。女性は「安・近・短」のうち、必ずしも「安」にはこだわっておらず、奇麗な庭園や珍しい草花等があれば、グループで出かけていく特徴も有している。一日車を借り切って、広域で移動する傾向を指摘する旅行業者もいる。

 

 

 

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