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イ 陶磁器産業事業所の生産活動の状況(泉地区事業者アンケートより)

当該地区の主要な製品は、湯呑・煎茶碗が全事業所の79%、次いで鉢・皿類46%、珈琲碗・マグカップ39%となり、このほか、茶器類の製造もみられる。

事業所規模は、10人未満の小規模事業所が約9割を占める。また、生産形態は、自社企画製品生産と受注生産の両方を行っている事業所が約6割を占め、自社企画製品のみを生産している事業所が4割弱を占める。

5年前と比較して売上げが減少したと回答した事業所は、約8割である。また、売上げが増加したと回答した事業所は僅かであるが約1割あった。売上げが増加したと回答した事業所は、事業規模や生産形態とは関係が無く、とくに傾向はみられない。

将来の展望は、どちらともいえないと回答した事業所は5割を超え、将来性があると回答した事業所は僅か約7%である。

陶磁器産業を振興するための共同事業としては、新製品の開発、販路開拓、即売所の整備・強化、宣伝を展開すべきであるという意見が多い。

 

 

 

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