イ 陶磁器生産事業所の生産活動の状況(駄知地区事業者アンケートより)
当該地区の主要な製品は、鉢・皿類が全事業所の86%、次いでどんぶり製造52%、湯呑み・煎茶碗36%となり、このほか、珈琲碗、花器類の製造もみられる。
事業所規模は、10人未満の小規模事業所が約7割を占める。また、生産形態は、自社企画製品生産と受注生産の両方を行っている事業所が約7割を占め、自社企画製品のみを生産していると回答した事業所は2割未満に留まっている。
5年前と比較して売上げが減少したと回答した事業所は、約9割に達する。売上げが増加したと回答した事業所は僅かであるが6.3%あった。また、売り上げが増加したと回答した事業所は、事業規模や生産形態とは関係が無かった。
将来の展望は、どちらともいえないと回答した事業所は55%と半数を超え、将来性があると回答した事業所は1割に留まっている。
陶磁器産業を振興するための共同事業としては、宣伝、販路開拓、即売所の整備・強化、新製品開発を展開すべきであると回答し、同水準の回答として観光開発やイベント開催を挙げる事業所も4割近くに達する。