(ア) 観光インフォメーション機能の強化
JR土岐市駅での観光案内、観光情報サービスなどのインフォメーション機能の強化や中央自動車道土岐I.C及び東海環状自動車道土岐南I.C周辺での案内板・駐車場の整備などを通して、本市の玄関口としての機能の強化を図る。
(イ) 産業観光拠点施設の特色ある活動の展開
現在整備中の「織部の里」・美濃陶磁歴史館、どんぶり会館・セラテクノ土岐、美濃焼伝統産業会館・美濃陶芸村など産業観光拠点地区では、今後、各地区の特色を活かした活動を展開する。
「織部の里・美濃陶磁歴史館」の拠点地区では、陶磁器に関する学習・体験、「どんぶり会館・セラテクノ土岐拠点地区」では、陶磁器の購入と新しい技術・デザインの紹介、「美濃焼伝統産業会館・美濃陶芸村」では伝統工芸の紹介、陶芸作家作品見学、陶芸家との交流、「土岐美濃焼卸商業団地・美濃焼陶磁館拠点地区」では、陶磁器の交流とわが国陶磁器生産状況・流通などを学ぶ場などとイベントと併せて特色ある活動を展開する。
また、市立青年の家や県立若人の丘などの既存観光・レクリエーション施設との連携を図り、児童・生徒や青少年の体験教室の開催など、本市での社会科教育の場としての機能を強化する。
(ウ) 各地区での個性的な観光客の受け入れ体制の整備
市内各地区陶磁器生産地では、個性的な街並みと併せて窯元見学や作陶体験の受け入れなど、生産現場が集積する本市の特色を活かした多様な産業観光を展開する。
(エ) 各地区陶磁器生産地を結ぶ連携軸の修景整備
拠点地区を結ぶ連携軸には、案内板や陶彫が設置されるほか、沿道での修景整備が進められている。
また、下石、駄知、笠原町、市之倉(多治見市)を結ぶ土岐美濃焼街道(主要地方道多治見・恵那線)では、広域連携を基本として陶磁器生産地の施設案内や修景が施され、焼物街道にふさわしい道づくりが進められている。