(2) 東濃西部地域の観光客の入り込み状況と観光資源の分布状況
東濃西部地域の観光客の入り込み状況は、平成10年度において約283万人である。その内訳は、本市に約117万人、多治見市に約77万人、瑞浪市に約84万人、笠原町に約5万人となっている。東濃西部地域全体では、5年前に比して18.5%の増加率を示しているが、なかでも本市は、この5年間に、95.5%(約57万人)の増加を記録している。
東濃西部地域において、観光客を惹きつけている観光資源としては、本市のどんぶり会館をはじめ、岐阜県陶磁資料館(多治見市)、美濃焼プラザ(瑞浪市)など、陶磁器関連施設が多い。陶磁器関連の施設が豊富なことが、観光客にとっての本地域の魅力となっているものと思われる。
陶磁器に関連する観光資源としては、こうした施設のほかに、土岐美濃焼まつりや駄知どんぶり祭りなどの各種イベントや、隆盛を極めた陶磁器生産のシンボルともいえるレンガ積みの煙突の残る街並みなどがある。