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オ 竹鼻線廃止代替交通機関の導入計画

名鉄は、とくに乗降客が少なく、採算に合わない竹鼻線江吉良・大須間の平成13年秋の廃止を決定し、同12年9月末にその届け出を行った。

廃止届け出後の10月に行ったアンケート結果によると、当然ながら廃止の影響を受ける江吉良駅以南地域に「困る」と回答した人が多く、桑原町では「大変困る」と「ある程度困る」を合わせた割合が7割近く(68%)にのぼった。ただし「大変困る」となると、当地区(桑原町)においてさえ3分の1程度(32.0%)にすぎず、この事実は改めて存続の難しさを感じさせる結果を呈しているといえる。

 

図表3-11 地区別に見た竹鼻線江吉良・大須区間の廃止で「困る人」の分布

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資料:「羽島市の交通に関するアンケート」(平成12年10月)より作成

 

この事態に対応し、市は廃止線区域における代替公共交通の供給確保に向けて、行政支援によるバスの運行策について検討している。羽島市による計画概要を示すと、以下のとおりである。

 

 

 

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