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具体的に参加したい地域・まちづくり活動は、3人に1人が「趣味・教養・文化の集まり」と回答するほか、「スポーツ・レクリエーションの集まり」や「イベント等の町の行事」が2割を超え、「町会・自治会活動」もほぼ2割の回答となっている(図表資3-38)。

このほかの選択肢に対する回答は分散しているが、今日的な課題である「社会福祉活動」や「自主サークル活動・ボランティア活動」への参加意向と、「ごみの分別収集・リサイクル活動」や「河川や遊水地の環境美化活動」、「あやめなどの花の栽培による施設やまちの美化活動」といった環境問題に関連した活動への参加意向は1割を超える。

 

図表資3-38 今後、どんな活動で地域・まちづくり活動に参加したいか

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年齢別にみると、「15〜19歳」と「30〜39歳」の「イベント等の町の行事」という回答率が最も高い(図表資3-39)。次いで、「15〜19歳」から「30〜39歳」まででは「スポーツ・レクリエーションの集まり」との回答が多く、「40〜49歳」から「60〜69歳」まででは「趣味・教養・文化の集まり」との回答が多くなり、「70歳以上」では3人に1人が「老人クラブの集まり・活動」と回答している。

「40〜49歳」が「町会・自治会活動」に最も積極的であり、「60〜69歳」、「50〜59歳」、「30〜39歳」がこれに次ぐ。

「30〜39歳」は、「PTAの集まり・活動」、「子ども会など青少年活動」、「ごみの分別収集・リサイクル活動」などで、他の年齢層よりも積極的である。

今後参加したい地域まちづくり活動について、現在の地域・まちづくり活動への参加状況との関連をみると、「趣味・教養・文化の集まり」と「スポーツ・レクリエーションの集まり」に対する新たな参加意向が最も強い(図表資3-40)。

他の活動への参加意向は分散する傾向があるが、すべての活動に、新たに参加したいという意向を持つ者がいる。

 

 

 

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