第1章 学び(生涯学習)とは
1 北川辺町のまちづくり−住民と行政の協働(パートナーシップ)によるまちづくり−
北川辺町(以下、本町と言う。)では、パートナーシップによるまちづくりを目指しています。
(1) パートナーシップはなぜ必要なのでしょうか
地域の活性化には、活力ある住民や、それらの人々のネットワークが不可欠です。こうした人々のつながりは、他のあらゆる活動分野において力強い基盤となり、個性豊かで活力に満ちた地域社会をつくりだす力となります。
また、町が抱えている、ごみ処理、自然・環境保護、介護・福祉などの様々な課題(現代的課題)に対しては、行政のみでの対応は限界があります。住民自らがそうした課題に主体的に関わり、考え、行動することが、最も効果的な解決につながります。
この様な理由から、住民と行政が手をつなぎ、それぞれの特性に応じた役割分担をして、共通の目標(『水辺に輝く田園文化の郷(まち)』の創造)の実現に向けて協働する関係をつくっていくことが望まれています。
(2) 『みんなで創る、人の和・水の輪・緑の環(わ)』
私たちの住んでいるまちには、豊かな水資源があります。田園など緑あふれる美しい自然があります。そして、人と人との強い結びつきがあります。町では、本町らしさを“水輪のまち”と表現しています。これは、水とは切っても切り離せない歴史を刻んできた本町の特色を表していて、水の波紋が広がっていくように、水と人、人と人との和により広がり続けるまちづくりをイメージしたものです。この本町らしさと豊かな資源(人、水、緑)を生かし、『みんなで創る、人の和・水の輪・緑の環(わ)』というキャッチフレーズのもとでまちづくりを進めています。