2 調査研究の視点と体系
以下のような視点で本調査研究を進め、その体系は図表序-1のとおりである。
(1) 地域住民の効用の向上につながる共通課題の設定に際しては、地方自治を取り巻く状況の変化へ対応しうることや、各町の既往計画と齟齬を来さないことを重視した。
(2) 地域の特性や課題を分析することにより、地域連携の必要性、有効性や可能性を整理し、将来の取組方向を導き出した。
(3) 将来の取組方向の検討に際して、他地域の先行事例を参考にするとともに、その取組内容を分析し、成功のために必要な環境整備策について併せて提示した。
(4) モデル事業のプラン策定に際しては、地域の資源活用や住民参加の促進に留意し、次年度以降に速やかに着手できるものを選択した。
(5) モデル事業は、その事業内容だけでなく、行政と連携してその事業に取り組む住民などの事業主体を具体的に明示した。さらに、それらを効果的に推進するために、連携を推進する推進体制を提示した。