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2. ガイドブックの充実化と活用について

○ガイドブックは情報提供手段としては、有効である。ただし、ガイドブックだけでは実際の行動に結びつかない。

○そのため、ガイドブックの内容を充実させるとともに、ワークショップなどの取り組みを通じて、人材育成や観光地づくりなど、具体的な取り組みを推進する必要がある。

 

1) ガイドブックを充実すべき内容

○チェック項目の見直し

○取り組みヒント事例の充実:海外事例を充実する

○具体的なアクションのためのガイドブック(続編)の作成

・「観光まちづくり」で提起された考え方を踏まえて、自治体、事業者などが具体的な事業を行う際に参考になるガイドブックを作成することが望まれる

(参考)Queensland Tourismにおけるガイドブック

Grow your ecotourism business -a support kit for operators-の内容

(参考)ECORAM(Queensland Tourism)

・ガイドブックで示されているようなチェックリストに関連して、参考になる事例として、ECORAM(多分Environmental Checkist Of Rapid Assessment Model)というアセスメントの仕組みがある。これは、観光開発のポテンシャルを、以下の視点から簡単にチェックする仕組みである。

―生態的視点(Ecological Value)

―マーケット分析(Market Analysis)

―インフラ評価(Infrastructure Assessment)

 

2) ガイドブック活用の方向

■情報提供の支援

○観光地づくりに関連する各種情報などを提供。一般に観光地づくりを行いたくても事業者は十分な情報を持っていないという問題意識がある。ガイドブックだけでは、読まない可能性がある。

(参考)ATB(Art and Tourism BALI)

○バリ島の自治体などを対象として観光地づくりにかかわる情報提供を推進しているNGO

 

 

 

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