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私たちも勿論参加しました。折り紙や扇子など日本的なものを出しました。庄司先生が持参された箸は、いい値段がついて買われていきました。私は出品できなかったのですがバラエティに富んだ品物があり、見ているだけで楽しい空間でした。

 

5. まとめ

帰国する前夜、私たちは、この会議に参加して感じた事や、印象に残った事などを話し合いました。

私はこの研修で、貴重な体験をたくさんさせてもらいました。メルボルンに集まった世界中の里親や里子達を見て、実の親と暮らすことができない子供は、世界中にいるのだということを改めて認識させられました。里子となってしまったのは辛いことかもしれませんが、そこから、里親や新しい環境での人との出会いを、喜びや楽しみに思えることができたなら、きっと幸せな人生を送ることができると考えます。私も里子だったおかげで今の両親や、妹や弟と出会うことができ、幸せな人生だと思っています。

 

 

 

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