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まず、里親制度というものが何であるかを知ってもらえるよう学校教育の中から伝えなければいけないと思います。又、里子というだけでクラスメートやその親に同じ人として見下されるような状態ではいけないと思うのです。今、人は人として忘れてはいけないものを自覚のないうちに失くしたり、汚したり、傷つけたりしています。今一度、見つめなおす時期に来ているのではないでしょうか。

里子会発足の前に、里子としての先輩が里子に対する相談役としての連絡体制を作ることもそのひとつではないかと思います。里親には迷惑を掛けたくないからと、行きたい学校に行きたいと言えないでいるかもしれず、それをまず相談役に話し、相談所の先生と相談役で連絡しあい、その上で相談所の先生・里親・里子・相談役を含めて話し合い解決していく…等、方法はありきたりかもしれないが、同じ里子の先輩として協力していきたい…そう思うこの頃なのです。

今回の研修旅行が自分にとっても、これからの里親里子制度にとっても、有意義なものとなるようこれからも頑張っていきたいと思っています。

最後に、お世話になった皆さんに再び御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

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