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3.3 機上機器部(APL受信機)

3.3.1 概要

本装置はAPL信号及びGPS信号を同時受信できる受信機で、NovAtel社のBeeLine受信機をべースとしている。アンテナ入力端子を2つ備えているため、MLA(Multipath Limiting Antenna)を使用可能であり、地上機器としても使用することができる。

 

3.3.2 機能

(1) 地上疑似衛星の野外実験を考慮し、運搬及び設置が容易に行える。

(2) GPS(Global Positioning System)信号及びAPL(Airport Pseudolite)信号を受信可能。

(3) パラレル方式でアンテナ1つにつき、GPS衛星を9個以上、APLを1個以上受信可能。

(4) 基準周波数信号(10MHz)を入力可能。

(5) パラメータ設定は、データ通信により外部から設定可能。

(6) GPS信号及びAPL信号を同時に受信可能。

(7) ダイレクトPコード受信が可能。

(8) ハンドオーバ受信が可能。

 

3.3.3 性能

(1) GPS・APL共通部分

a. 公称受信中心周波数

L1 :1575.42MHz

b. 信号入カ

インピーダンス :50Ω

コネクタ形状 :TNC-J×2

c. 基準周波数入力

信号 :10MHz、正弦波

インピーダンス :50Ω(ノミナル)

コネクタ形状 :SMB-P

d. データ通信

通信速度 :300bps〜115200bps

データレート :最大10Hz

データフォーマット :Binary

コネクタ形状 :10pin LEMO×2

 

 

 

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