廣谷氏:宿泊型のリベラルスクールをやっているが、ひきこもりだった篤君が、米国のCNNテレビにインターンで行っており、スタッフの理解もあって、うまくいっている。今後も彼に続く人を育てたい。
鈴木氏:沖縄サミットのプレイベントで、青少年が沖縄の長寿の秘訣をインターネットで発信したら、10万件のアクセスがあった。この中には不登校生の書き込みも数多くあった。実業界の人は不登校を分かっていないので、彼等に理解させる工夫が必要である。
安里氏:自分も学歴は無く悪もしたが、生きることには人一倍頑張った。私は会社を二つ経営しているが、元不登校生も沢山いる。非行型は運送会社で、ひきこもり型は広告代理店で働いている。非行型の子は不登校に抵抗がないが、ひきこもり型の子は「不登校」と呼ばれると落ち込んでしまうので、気をつけている。不登校と型にはめる必要はないし、これからもインターンを希望する人がいれば、引き受ける。要は社会参加する意欲のある人を一押ししてやるのが、我々の役目だ。
鈴木氏:選択肢を多くしてあげることも大切だと思う。不登校生は、自分を受入れ評価してくれる居場所を求めているのではないか。
考察:
先月の打合せ会の成果として、インターン受入れ企業が4社も集まって下さり沖縄のシンポジウムは全国で最も充実したものであった。特に那覇青年会議所の安里氏は、全国最年少の青年会議所理事長で30才、会社を2社経営している。一つは運送会社で、元気の良い不登校生をアルバイトで雇い、もう一つは広告代理店で、ひきこもりの子にメールで仕事を頼み、その子は自分の作った広告原稿を又メールで送り返し、在宅のまま仕事をしているという。これはひきこもりの子にパソコンマニアが多いという特徴を生かした活用法である。他にこの日は参加できなかったが、カウンセラーや地域起こし的な農産物加工所まで幅広い協力が期待でき、それぞれの事業所では既に不登校生を活用しているという。これは沖縄が全国で最も不登校生・中退生が多いということと、沖縄の人達は不登校生を全く差別せず、ごく普通に接していることも関係があると思われる。